つながりから生まれたコスメ

気仙地域に伝わる椿油を いかした「仕事づくり」

 ネパリ・バザーロの東日本大震災の支援活動は緊急支援を経て、生活再建の長期的支援へと移り、気仙地域で古くから伝わる椿油を製造し販売するという「仕事づくり」に本格的に取り組むようになりました。2012年10月に岩手県陸前高田市に製油工房「椿のみち」を開設し、椿の実から油を搾り食用〝生しぼり椿油〟を同年11月から製造販売しています。原料となる椿の実が地元だけでは足りないため、椿油製造日本一の利島の他、三宅島や神津島など伊豆諸島の椿の産地の方たちのご理解とご協力を得て実を購入し、陸前高田市の仮設住宅に住む方たちなど女性5名で毎日搾油しています。更に雇用を増やし、長期にわたり仕事を継続できるよう、椿油を元にした新商品開発にも取り組み、2013年11月、化粧品の発売にこぎつけました。

 

こだわりたいものを集めて、「Kūne」誕生

 〝共に生きる〟の想いを込めて、「Kūne・クーネ(共に)」と名付けたこの化粧品は、高い評価をいただく椿油の他にも、こだわりたい素材をいくつも入れました。伝統野菜を絶やさず、次世代に引き継ぎたいという熱い想いで守られている自根きゅうり、甚大な被害を受けながらも団結して復活した三陸わかめ、昔から様々な料理に使ったり、お風呂に入れて厳しい寒さをしのいだり、人々の生活に根付いていた香り豊かなゆず、いつでもつやつやと濃く深い緑を繁らす椿の葉、これらのエキスにネパールの天然ハチミツも加えました。

 たくさんの人がつながり、協力し合い、笑顔が一杯の大きな輪&和ができました。これほど、多くの人の夢や想いを注いで作られる化粧品もないのではないかと思います。

 クーネ化粧品が皆さんに愛され、笑顔の輪&和がもっともっと広がることを心から願っています。